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<エジプト・ナイル川>

エジプト

(6-4) コムオンボ・エドフ  <エジプト編>      (旅行記)

昨夜は、この船で宿泊。でもまだ、船は出航していない。

朝食後、8時からファルーカ・セーリング体験。
昔の小型帆船でナイル川を対岸の往復セーリングである。船の前にバスが待っていて、それで、船着き場まで10分くらい行き、船に乗り換える。今回のクルーズでは、私達2人に専属のツアーコンダクターが付いてくれた。なお、エジプトのツアーの手配はすべて前述の日通ペリカントラベルネットに頼んだ。コンダクターの名前は、アフマンさん。日本へ行ったことがないのに日本語がぺらぺらである。日本人のような細やかの感性を持った方である。エジプト滞在中は大変お世話になりました。
  ファルーカ
ファルーカは、風を受けてすすむ。風が気持ちいい。でも、今回はなんか、風が少なくて、進みが遅いぞ。そうすると、仲間のモーターボートが助けに来て、ロープで引いてくれた。なんか変だけど、船はゆっくり対岸に向けて、進む。ナイル川の西側は砂漠の荒々しい山肌が続き、東側の川岸は緑豊かな景色が続く。ヤシが林立して美しい景観である。エジプトはナイルのたまものと言われているが、まさしくその通りであると実感する。

船は、植物園に着き、
船を下りて、ブーゲンビリアなどの熱帯性の植物が配置されていて、すがすがしい園内散歩が楽しめた。まだ、午前中なので、暑くはなく、むしろ涼しいくらいで、気持ちの良い園内散歩であった。ファルーカで船に戻る。時刻は10:00。クルーズ船の出航である。
  
クルーズ船は、コムオンボ神殿へ向けて、やっと出航した。船の屋上に立つと左右にナイル河の景観がゆっくり後ろへ流れていく。川岸の景観は、シルクロードの絵で有名な平山郁夫画伯の書いた、絵にある、砂漠のオアシスのような景色がズーと続く。緑が多く、気持ちのよい景色である。

コムオンボ神殿到着は12時30分の予定。到着まで室内で、窓のからの美しい景観を眺めながら、お茶で一服。実にゆっくり休息できる。これだ、クルーズ旅行の良さである。疲れが少ないのが助かる。
   Komonbo
コムオンボ神殿へナイル河の小島の丘の上にある。ここへは、船着き場から5分で到着。コムオンボ神殿は、遺跡の最後のほうに、医療道具のリリーフがある。3000年も前の時代にすでに、メスなどの繊細な医療器具を使っていたとは驚きである。当時の出産のシーンも、彫ってある。座った形で出産していたらしい。
   エドフ  
船に帰って昼食。汗をかいたので、シャワーを浴びて、乾いたシャツに着替えてから、昼食(こういう着替えができるのがいい。バス旅行ではこういうことができない)。昼食開始と同時に、船は、また、エドフ・ホルス神殿へ向かって出航。到着は午後5:30予定。ホワイトワインを飲んだ。さっぱりしていておいしい。昼食後、部屋に戻ってたらワインが効いてきて、バタンキュー。また休憩である。4時からは、アフターヌーンティータイム。ラウンジで楽しめる。贅沢な旅行である。
   エドフ   
エドフに着いた。コンダクターのアフマンさんは、要領がいい。さっさと船を下りて、船の前で待っていた馬車へ、案内してくれた。船内の他のグループは人数が多いせいもあるが、全体としての動きが遅くなる。私達は2人だけなので、いつも真っ先に動けた。現地の現状(移動方法・場所・入場券の手配)の詳しいアフマンさんがテキパキやってくれた。
   エドフ
馬車は、街中を10分くらい走り、エドフ神殿へ着く。途中は、エドフの街中を走る。日本人にとっては、異国情緒のあふれた街並みである。全身を黒い布で包まれ、目だけを出した女性が闊歩している。子共たちが、店先で遊んでいた。男たちは、チャイを飲みながら、団欒している。屋台のお店もにぎわっている。私は、こういう情景を観るのが好きだ。でも、とても住むことはできないと思う。
   エドフ
エドフ・ホルス神殿は、ホルス神を祭った神殿である。母イシスの子供である、ホルス神の物語が壁面にいっぱい刻まれている。保存状態も大変良い。着いた時は、夕暮れ後はライトアップ照明され、神殿が荘厳に美しく浮かび出ている。息をのむ美しさである。ここでも、エジプトの神様たちの顔は、ことごとく、異教徒によって削り取られている。今の価値観では、非常にもったいないと思うが、宗教間の争いほど、すざましいものはないと感じる。
   
船に帰り、本日行われる、ガラベイヤ・パーティー用の衣装を買う。家内も私も白色のアラブ衣装を買った。中近東の王様たちが着る例の衣装である。船員に着方、頭に撒くマフラーの使い方を聞きながら着衣。鏡を観るとすっかりアラブ人になっていた。家内は、キラキラの付いたスカーフを頭に撒く。現地の王女様になりきった。なかなか美人である。再度惚れなおしました。
   Party
食後、10時より、ガラベイヤ・パーティの開始。皆さん、現地衣装で集合。バーラウンジではまず、音楽に合わせて踊って、音楽が終ると同時に司会者が「5人のグループで集まれ」と言ったら、近くにいた、五人がすぐ手をつなぐ。あふれた人が失格となる。すぐに次の音楽が始まり、次は「女性2人、男性1人のグループ」となった。グループ造りに失敗した人が失格となる。盛り上がっていました。
     Party
その次のゲームは、女性のみの参加で、
「スプーン取りゲーム」。ラウンジ中央に参加者より少ない数のスプーンが置かれて、その周りに参加女性が輪になって踊りながら、移動する。音楽が止まると一斉にスプーン争奪戦が始まる。皆さん、恥も外聞もなく、がんばっていました。特に日本人の奥さまが頑張っていた。大和撫子もたくましい。



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