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<フランス・ツールースのマーケット>

キモコワ

(2)世界3大キモコワ   (旅のコラム)



「世界3大キモコワ(気持ち悪そう・怖そう、でも観てみたーい)」

 次に、番外編として「世界3大キモコワ(気持ち悪そう・怖そう、でも観てみたーい)」をご紹介する。私たちが勝手に決めたけど実際に訪れて、体験した場所である。なお、始めに断っておくが、3ヶ所とも極めて学術的でまじめなところである。だからこそ、身に迫ってくるような迫力があるのである。

第1位(世界3大キモコワの部):
◆北京の「自然科学博物館」
の人体ホルマリン漬け
場所は、天安門広場から南へタクシーで5−10分ほど行ったところ。天檀公園の西のほう(タクシーで行ったので、記憶がいまいち)にある。ここの3階の『人体真奇妙』の人類学セクションである。世界でここだけしか見学できない迫力のある人体の標本が展示してある。

具体的にはホルマリン漬けの本物の人体標本、足や手、胎児や性器、半分オープンになっていて肺や胃や腸が観察できる男と女の本物の標本。胎児の発達の説明のためというコーナーでは、受胎後1週間の胎児から始まって産まれる寸前までの胎児の標本が20体以上順番に並べられている。すべて実物である。

さすが中国、すごい。現地の小学校の先生が児童を連れてきて説明していたまじめなところである。ここまで、オープンに展示するところ欧米や日本ではほとんど例がないのではないか。

又、処女と非処女の違いも実物を見せて展示してある。あまり違いは分かりませんでしたが・・・・。

家内からは、「なんでこんな気持ち悪いところへつれてくるのよ!」と怒られましたが、このキモコワ感は現地へ行かなければ経験できません。お勧めです。もちろん実物大の恐竜の骨の再現展示もありますよ。

第2位(世界3大キモコワの部):◆ローマの「骸骨寺」
教会の案内のプレートには、【昔は私達もあなたたちのようであり、いずれは、あなたたちも私達のようになる】と書いてあるのが印象的。

場所はローマの高級地区ベネト通りの一番坂下のところにある地下鉄べルベリーニ駅をでたところ。アメリカ大使館や、映画「太陽がいっぱい」に出てきたホテル「エクセシオール」のある超高級地区のベネト通りである。高級ブティックが並ぶお買い物のメッカである。ローマへ行ったことのある方は、知らぬ間に前を通り過ぎてしまっていたかもしれません。

そのベネト通りに地味〜な外観の教会がある。それが1626年に建てられた骸骨寺とよばれる教会である。しかし、入り口が分かりづらくて、気をつけていかないと通り過ごしてしまう。さて、ここが何故骸骨寺と呼ばれるのか、写真を見ていただければ一目瞭然である。

 <教会の内部 装飾品は全部骸骨 >
内装が、ぜんぶ人骨で出来ているのだ。壁の祭壇飾りは勿論、天井のアーチ飾りまですべて人骨で飾られている。しかも、装飾の方法が頭蓋骨なら頭蓋骨ばっかり、骨盤なら骨盤ばかりを集めてつくるという徹底ぶり。天井のシャンデリアも骨製である。でも、怖いけど意外と美しくまとまった内装になっていることに感動しつつ一安心。

非キリスト教の人が見学しても「バチが当たらないかと」と心配したが、無用とのこと。骸骨の魂は訪問者が多ければ多い程ほど、その人の評価が上がることになり、訪問客が多いほどご供養になるとのことである。彼らは訪問を喜んでいるのである。

しかし、教会内部は非日常的な骸骨のインテリア、外にでるとそこは地中海気候の強烈な太陽がさんさんと降り注ぐ明るい高級ブティック通り風景。そのアンバランス具合が快感になってしまう。是非、皆さんもローマへ行った時は、この何というか、言葉で表現できない特別の感動を堪能してください。

第3位(世界3大キモコワの部):
◆シカゴの「科学・
産業博物館」Museum of Science and Industry
場所はシカゴダウンタウンの東側、ミシガン湖に近いところにある。近くには水族館や、恐竜の「スー」有名な自然史博物館もある。この博物館、人気のコーナーが、正面入り口ロビーの階段のスペースになぜか人目をはばかるように展示されている「人体の輪切り(横断面)、スライス(縦断面)」

あまりの衝撃にその後数日間は夢でうなされる。約1センチ幅のスライスが両面からガラスでサンドイッチのように挟んで標本が何枚もあり、本をめくる感覚で観察可能である。外側の皮膚には体毛、眼球の周りにはまつげ、歯の治療痕もリアルに残っている。献体した女性の方は科学の発展のため標本になることを自ら進んで同意したとのこと。さすがアメリカ。でも、やっぱり気持ち悪い、怖いですね。

特別賞:
◆カンボジア・シェムリアップの地雷除去に大活躍の「
地雷博物館」
カンボジアといえば、アンコールワットが有名。このすぐ近くにあるのが「地雷博物館」。皆さん、アンコールワット観光へ行ったときは、必ず「地雷博物館」へも足を伸ばしてください。行く価値は十分ある。平和の意味とありがたさを改めて再確認するためも!本当に、ここは平和ボケの頭をガーンと一発殴られたような印象を受けた。

博物館といっても、立派なビルデイングではない。小屋といってもいいほどの質素なところである。館長はアキー・ラー氏、通称アキラである。彼のボランティア活動で構築した手作りの博物館である。ゆえに、アキラの地雷博物館ともいわれている。

今、内戦が終わりカンボジアは平穏な日々が訪れている。しかしまだ、カンボジアの各地には地雷が埋まっている。無数に埋められた地雷の被害は後を絶たたない。この地雷博物館を訪問した時、案内してくれたのは15歳くらいの少女で、彼女の左腕のひじから先はなく、痛々しいことこの上なかった。

現在アキラ氏は、シェムリアップで唯一のボランティアの地雷除去屋さんとして活動している。畑を耕している時に不発弾や地雷を見つけると、村人はすぐに彼を呼び撤去してもらう。しかも、無償で。この博物館に展示してある地雷、兵器は、全て彼が収集し、完全な安全処理を施した地雷などを集めて展示している。入場料は取っていない。来た人のドネーション(寄付)でこの活動を実施している。

平和な日本にいる皆さん。日本に生まれたというだけで、なんとラッキーなことか。しみじみこの平和を感謝しましょう。なお、ご参考であるが日本からもドネーションはできる。「アキラの地雷博物館」で検索してください。

以上、私たちが実際に行って体験した、いわゆる観光ガイドには乗ってない、感動モノの場所をご紹介してきた。これがきっかけで是非行ってみたいと思っていただけたら、幸いである。実際、がっかりはさせない自信がある、のが本音です。

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